今年は、大阪市内の有名なバラ園2か所に足を運びました。
虫がつきやすく、育てるのが大変な植物なのに、毎年綺麗に咲かせておられ、お世話する方々に感謝するばかりです。
ただ綺麗と褒めるだけではもったいない。
ゲーテの野バラをご存知でしょうか。
シューベルトとウェルナーのメロディーが有名ですね。
バラを思いの叶わなかった女性に見立てた、この情緒豊かな詩を思い出すと、観賞しているバラの印象が一層強くなります。
カタカナ英語ならぬ、カタカナドイツ語で詩を口ずさむことで、しばらく余韻に浸れました。
今朝は涼しいなと思っていたら、しとしと雨音が・・・どうやら近畿も梅雨入りしたようです。
来月より夏期講習が始まりますが、関西圏の電力事情が五里霧中で、なんだか不安が拭えず、モヤモヤした気持ちになっています。
少し気分をきりかえて、夏の楽しいイメージをしましょう。
「夏は来ぬ」
卯の花の匂う垣根に
時鳥早も来鳴きて
忍音もらす夏は来ぬ
ウツギの白い花が垣根に美しく咲き、早速ホトトギスがやってきて、そっとささやくように鳴いているのを聞くと、夏が来たのだな、と感じる。
歌詞の意味を説明をしたつもりですが、逆に、同じ情景をみて(もしくは想像して)、「夏は来ぬ」ほどリズムよく情緒豊かな一遍の詩として纏めることは、大変難しい作業だと改めて思い至りました。
季節を感じたくなったら、詩歌はとてもいいと思います。
文語調に親しむと、古文の学習の土台にもなり、一石二鳥にも三鳥にもなります。
遅ればせながら、ご入学及びご進級おめでとうございます。
新しい環境に、期待と不安の入り混じった、とても複雑な時期かと思います。
そんな時は、読書に没頭することをおすすめします。
みんなと仲良くならねば・・・と力んでいると疲れるし、ちょっと図書室へ足を運んでみてはいかがでしょう?
いろんな本との出会いは、必ず人生を豊かにする糧となります。
この季節、太宰治の「葉桜と魔笛」なんて、すぐ読める名著かと思います。
短編なら、じっくり音読して味わうのもまたよし、です。
新学期が始まるまでの期間は、学校がお休みだから、と朝寝坊していても不問に付されることが多いのではないでしょうか・・・。
孟浩然の「春眠暁を覚えず」は、あまりにも有名ですね。
豪邸に住む高級官僚が、優雅にこの詩を詠んだのではないか・・・と思われがちですが、実は、立身出世とは程遠く、放浪の人生を歩んでいたこともあるといいます。
朝起きるのが眠たい、という意味ではなく、深く悩んでいたために、夜が明けたことすら気がつかなかった、ととることもできるようです。
大詩人の人間的な側面は、少し現代を生きる私達を安心させてくれるとは思いませんか?
昨日は、東日本大震災から一年。
被災された方には、心よりお見舞い申し上げますとともに、早急に復興することを願うばかりです。
春とは名ばかり、大阪でもこの寒さです。ましてや、東北の寒さや、いかほどであろうかと思いを馳せると、胸が痛みます。
しかし、支える方である我々が落ち込んでいてはいけません。
今週末は公立高校の入試があります。
受験生は全力で戦います。
講師も全力で、やるだけのことをやって、後はよい結果を祈って待ちます。
最大級の寒波が居座るこの頃、インフルエンザも流行しはじめました。当塾ではまだ感染者はいないようですが、気をつけていきたいと思います。
寒いと何をするのも億劫になって仕方ありませんが、この季節にしかできないこともあります。
お味噌は「寒仕込み」といって、雑菌の繁殖しにくい寒い季節に仕込みます。我が家では現在、豆に水を浸している状態です。
このお味噌、熟成させて、食べることができるのは大体夏頃です。
今頑張って勉強している人、すぐに成績アップに結び付かないこともあり、やる気がなくなることもあるでしょう。しかし、誠実に積み重ねて行けば、味噌が発酵する頃には、十分、安定した成績アップを望めるでしょう。
逆に、すぐに点数に表れてしまうと、少しやっただけでできる、といった思い込みを植え付けることとなってしまい、その後真面目にするのが困難になる場合もあります。
何事も地に足つけて、継続することが大切です。
保護者の皆様、お子様の栄養面・睡眠時間に気をつけて頂き、この寒波を乗り切れるよう、ご協力お願いいたします。
今週末、当塾において、説明会及び相談会を実施します。詳細は下記のとおりです。
日時:1月21日土曜日
午前の部・・・11時~
午後の部・・・6時~
塾選びに迷っておられる方、転塾をお考えの方、お気軽にお越しください。
もし、ご都合の悪い方がいらっしゃいましたら、ご連絡くだされば、別の日に懇談をさせていただくことも可能です。
当塾では、通塾中の生徒さんのみならず、保護者の皆様とのコミュニケーションも大切に考えています。
志望校合格のためには、ご家庭でのご協力も不可欠です。
そのためにも、勉強のみならず、生活面においても、気になることがあれば、細かいことでもどうぞご相談ください。
事前のお申し込みは不要ですので、お気軽にお立ち寄りください。
宜しくお願いいたします。
本日1月19日、新聞の折込に、当塾の広告を入れました。
新学年まで、あっという間です。
特に新中学1年生は、学習内容が一段と難しくなりますので、スタートでつまずくことのないよう、早めの御入塾をお奨めいたします。
さて、わが国のロングセラーである福澤諭吉の「学問のすすめ」、この名著を読まれたことのある方は、意外に少ないでしょう。
何だか、昔の気難しい偉いさんに「勉強しなさい」と叱られているようなイメージ、ありませんか。
実は、内容は、著者の思想に近く、さすが維新の時代を生き抜いただけに、とても自由な発想をしていて、明治の初期に男尊女卑を否定したりしているのです。
現代語訳も出ていますので、一冊あれば、ご家族の皆さんで楽しむことができます。勉強の意味を知りたい学生さんはもちろん、お父さんのビジネス書としても、お母さんのスピリチュアル書としても。
新たな一年が始まりました。
中学3年生は受験が間近に迫ってきましたね。
ここからは、迷うことなく、目標に向かって猪突猛進するのみです。
さて、モチベーションの持続について・・・
心を入れ替えて勉強に励もう!
と決心するも、すぐに挫折してしまう経験、誰にでもあります。一体どうすれば、持続して勉強できるのでしょう。
ひとつは、具体的な強い目標をもつこと。
将来の夢、志望校・・・。
もうひとつは、自分を誇りに思うこと。
自分が自分だけのものであるならば、怠けようと何をしようと自分の勝手です。
しかし、ご両親をはじめとするご先祖様があっての自分、大きな歴史の流れの中の自分、これからの未来を担う自分、と考えると、怠けることが恥ずかしくなります。
何不自由なく、勉強に打ち込めることに感謝し、今年一年、胸を張って「頑張っている」と言えるくらい、勉強に励みましょう。
「人は極端になにかをやれば、必ず好きになるという性質をもっています。」
これは、日本数学史上最大の数学者である、岡潔氏の言葉です。
彼は、世界中の数学者が挫折した大問題を、一人で全て解決した、と言われています。
今、受験のために勉強している皆さん、全然楽しくないと思います。
何のために勉強するのか・・・なんて考えたこと、ありませんか?
勉強を頑張って、いい高校、いい大学を出たとしても、この先行き不透明な時代、何の役に立つのか・・・?
誰でも一度は通る道かもしれませんが、ちょっと考えてみてください。
そんなこと、勉強もしないで、答えが見つかるでしょうか?
一度、腹をくくって、とにかく目の前の勉強に打ち込んでみてはどうでしょう。
取り組むうちに、だんだんと難しい問題が解けるようになります。
解けた喜びがわかるときが必ずやってきますよ。
考える前に、まず、やってみよう!